りんブログ

からだとこころを整えたい*きっかけは、乳がん

入院2日目 乳がん手術日① センチネル検査、手術準備(写真あり)

意外によく眠れました。寝汗をかき、何回か目覚めましたがまたすぐ寝ました。
6:10くらいに看護師さんが「お休みのところ失礼します」と入ってくる声で起きました。

昨日の夕食後~今日7:00までに経口補水液を1本飲まなくてはいけないので、その確認と、血圧、体温を測りました。


<センチネル検査>
8:20 昨日一緒に乳腺外科へ行ったメンバー3人でナースステーションに集まります。
手術順で一人ずつ検査室の中に呼ばれます。(手術は年齢が高い順らしいです)
70代くらいの方が入っている間、昨日お話ししてた50歳の方Nさんとまたいろいろ話していました。

私は部分切除ですが、Nさんは全摘だそうです…。
乳がんを宣告された時に、もう社会人になる娘さんにどう報告しようか時間をかけて悩み、報告した時はNさんも娘さんも泣きながら話をしたそうです。
そんな話を聞いて、Nさんの気持ちと娘さんの気持ちを考えてとても辛くなりました。

私の娘は4歳になったばかりで、「がん」という言葉ももちろんわかりませんし、病気になったということもそこまで深くは理解していないと思うので、辛い思いはさせずに済んだのかな…と思いました。

そしてお互いに「娘」がいることで、将来娘が遺伝的に乳がんになるリスクが他の人より高くなってしまったわけで、そこは本当に申し訳ないし心配だよねという話をしました。

そんなことを話しているうちにNさんの番が来て、笑顔でお別れしました。

そして私の順番が来ました。
中に呼ばれ、ベットに仰向けになります。
手術箇所に注射をします。「ちょっと痛いですよ~」と先生が申し訳ないといった表情になりました。
不安になりましたが、この注射が痛いという情報をネットで見ていたので、覚悟していました。
結果、針を刺した時よりその数秒後が痛かったですが、覚悟していたのがよかったのか、私は大丈夫でした。

その後に画像を撮ります。
CTのような感じで、病衣を着たまま仰向けになり、私は右の脇辺りなので右側にクッションのようなものを敷き、身体を斜めにして、右手を上げて撮影しました。
5分くらいで終わりました。
何の音もせず静かでした。
これで終了です。

その後はまた病室に戻りました。
また看護師さんに血圧、体温を測ってもらい、手術部位の確認と、脇の毛が処理されているかなど確認されました。
どの看護師さんもいい方で、「娘さん小さいから心配ですよね」と声をかけてくれました。
今日の主な担当の看護師さんはベテランだけど、気さくな感じで、頼れるママさんという雰囲気があり、一人で手術を受ける私にはとてもありがたく、頼りにさせてもらったとても良い方でした。



10:50 点滴準備
手術部位とは逆の(私は左です)手首の少し上のあたりに、点滴ができるように事前に準備をするそうです。
普通の点滴をする時のようにチクッとしましたが、針が刺さってるわけではなく、透明な細いチューブが入っているみたいで、手術前になったら点滴をつなぐそうです。
チューブが入ってしまえば、多少違和感はあるものの、痛みはありませんでした。

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11:40 「一番目の人の手術が40分くらい早く終わって、2番目のNさんも40分くらい早く呼ばれたらしい」と看護師さんが教えに来てくれました。
急に私も手術時間が早まったら、心の準備ができないと思って知らせてくれたのだと思います。

Nさんがそろそろ始まってる頃かなと思っていたので、もう手術中なんだと思って、私がドキドキしてしまいました…。
無事に終わりますようにと心から願いました。


私の元々の手術開始予定は、13:40でした。
事前の説明では、開始30分前くらいに手術室から病棟看護師さんへ準備OKの連絡があり、それから看護師さんと一緒に手術室に向かうという説明を受けていました。
なので12時くらいに手術着に着替えておいてくださいと言われていました。

前の手術の方が早まっているならと少し早めに手術着に着替えました。
青色の上下分かれたもので、不織布のような軽い素材のものでした。
上は下着をつけずに着て、下は普通に下着の上に履きます。

着替えてそわそわしていたら、看護師さんが「意外とまだ前の方の時間がかかっているみたいです」と来てくれました。

しかし、手術の時間を待つというのは本当に緊張しました…!
緊張すると脇に汗をかきやすいのですが、この時はタオルで何度も何度も拭いたほどでした…。

でも結局元々の開始予定時間より少し過ぎてから呼ばれることになりました。
「早くなるかもと緊張させてしまってごめんなさい」と謝られましたが、それは仕方がないことですし、心の準備をさせてくれるためだったのでありがたかったです。

いよいよ手術室に向かいます…。