ひといちばい敏感な子?(HSC)② 小児科育児相談 幼稚園入園は年少か年中か?
前回のブログからの続きになります。
発達障害のなかで聴覚過敏がみられることもあります。
障害というのであれば親のせいではなく特性として受け入れたいと、子どもに負担のないよう対策することができるかもしれないのですが、
他の特性がみられない娘を見て、
こうなってしまったのは、私の子育てがいけなかったのではないか…と
常に悩んで、落ち込んで、時に泣きました。
何か少しでも解決したくて、育児書も読みまくっていました。
私の性格は小さい時からここまで怖がりではないですが、
細かなことを気にしてしまったり、人混みやがやがやしている場所が落ち着かなかったり、人目を気にしたり、
物事に慎重な性格ではあります。
子育ては自分では神経質にしているつもりはありませんでしたが、
保育園で働いていたこともあり、いろいろな家庭を見て自分なりの理想ができていたというか、
外遊びはいっぱいさせたい、
お友達とも積極的に関わりたい、
お昼寝もしっかりさせたい、
小さい頃からできるだけ規則正しくすることが、子どもにとっていいことだと思い、
子育ても家事も適当にやればいいことも、「こうしなくてはいけない!」と思い込んで、
いろいろ自分で無理をしていたのだと思います。
そういうのもいけなかったのかなぁ…と今となって思ったり、
でも今考えても、あの時頑張って子育てしていたなぁとも思います。
その時は娘がいると、お友達と会ってもすぐ帰ることになったり、泣いて慣れなかったりしておしゃべりができず、
私だって息抜きしたい…とずっと思っていました。
近くに同じような子育ての悩みをもっている人はいませんでした。
帰っても家でも私にべったり…
育児の自信もなくなり、本当にノイローゼ寸前だったと思います💦
そんな中、義理の親や、特性をわかってくれない人達には、私の子育てを責められているような気がして、かなり辛い時期でした。
幼稚園入園もかなり悩みました。
過去に書いた幼稚園選びの記事です。
私ははじめから年少で入園させたかったので、
娘の特性を見て、入園するならこの幼稚園がいいなと1か所決めて、
願書を提出して面接をしました。
あとは入園金を支払えば正式に入園が決まるというところまでいきました。
その直後くらいから、さらに聴覚過敏や怖がりな場面が増えました💦
こんなに怖がりでべったりで、幼稚園でやっていけるのか…、
この子にとって今入園したら負担なのではないか…と思いました。
入園金は払わず入園を辞めなきゃいけないかな…と考えていました。
保育士時代に療育などについての情報もあったので、
私の見た感じでは、他の生活面で障害などの特性は見られないけど、
専門家の医師に相談したいと思い、
発達相談をしている小児科に予約を取り、相談しに行きました。
大まかにお聞きしたかったことは、
〇療育は必要?
〇幼稚園は年少じゃなく年中からの方がいい?
〇音は避けた方がいい?
障害だとしたら避けた方がいいということはわかるが、障害でないのなら慣らしていく方がいい?
〇入園までにやっておいた方がいいことはある?
でした。
小児科に育児相談しに行った結果、
●障害ではなく、療育にも当てはまらない
●幼稚園入園は年少で無理することはなく、年中からでもいいのではないか、おうちで安心できる場所でゆっくり過ごすことは悪いことではない
●いきなり大きな音や嫌がる場所に慣れさせるのは良くない
●嫌がったり怖がることを無理することはない
●入園までに少人数制の習い事のようなものをしてみて、時間をかけて人数を増やしていって、慣らしてみてはどうか
●イヤホンを持っていることを伝えて安心させることや、使ってみることも効果的
と優しくお話ししてくれました。
先生が私に話してくれている間に、
遊ぶ様子を見ようと、看護師さんがおもちゃを持ってそちらの方へ呼んでくれているのですが、一歩も動かず、
娘は今日は自分のことを話されているとわかっている様子…(そういう雰囲気や大人の言動にも敏感です💦)
その様子を先生がみて、「いろいろなことに不安感が強いかなぁ」とおっしゃっていました。
軽い喘息などでよくかかっていた小児科だったので、先生も娘が診察の時も泣いたり緊張したりしていた面も覚えているようでした。
療育の必要もなく、今すぐに何かした方がいいということもなく、
ゆっくりと無理せず、安心して生活できる環境で過ごすことが大事なようでした。
帰宅して、
主人にも話して、やっぱり年中入園の方がいいのか…とそうしようと思いました。
でも考えれば考えるほど、
娘のべったりがなかなかの限界だったので、
「これがあと1年も続くの?!」と思ったら私が限界で、なんとかいい方法はないかなぁと悩んでいました。
そんな中でふと見つけた、
「ひといちばい敏感な子」「HSC」という特性。
本を買い、じっくり読むと、とても当てはまることが多く、「これだ~!」と思いました。
次に続きます。