りんブログ

からだとこころを整えたい*きっかけは、乳がん

乳がんの報告 ありがたみ

乳がん宣告されて、検査が続き、入院や手術日が決まりました。
誰にどう報告したらいいのか考えました。

まずは、両親、夫の両親。
どちらも大きな病気をしたことがないので、私ががんだということに驚き悲しんでいました。
がん家系ではないのでなおさらです。

乳がんのタイプなどの知識ももちろんありませんし、「がん=死」だと思うと思ったので、今生きるか死ぬかの話ではないことを強調しました。
検査をして転移がなかったということや、私のがんのタイプでは抗がん剤治療が効かないので行わないということも伝えました。
初めに報告したよりは衝撃も和らぎ、受け入れて心配しすぎず見守ってくれています。


次は夫の会社の方々。
宣告されてから、出張先から急いで帰ってきてくれたり、その後数日休みを取ってくれたり、検査の日も子どもを見ていてもらうために休みを取ってくれたりと、夫はかなり協力してくれています。
会社の方にもすぐ報告をして、夫が随時経過を話しているので、休みを取りやすくしてくれたり、気にかけていただいたりと、すごくありがたいです。


次は私の友達。
ご近所の仲良くしてもらってるママさんや、幼稚園でできたママ友達、産院仲間の友達…

実家は少し離れているので学生時代の友達にはまだ言っていません。

よく会ったり、連絡を取り合ったりしているお友達には、「実はね…」って話をしました。
急にこんな話をされても、反応に困るし、暗い感じになっちゃうのが嫌だなぁと話そうか悩んだのですが、いつもの近況報告のような感じで話してみました。
みんな本当に心配してくれ、初期で転移もなくて本当によかったといってくれました。

そしてどんな友達も、「何か手伝えることがあったら言ってね」「娘ちゃん預かるからね」「幼稚園のお迎えとかも行くからね」「買い物とかあったら届けるから言ってね」と、最後に言ってくれました…。

今までけっこう自己肯定感について悩んできたのですが、こんなに人の温かみを感じることができて、すごく幸せを感じました。がんになっていなかったらなかなか気づきにくい部分だったと思います。


みんなが人に優しいように、私も困っている人がいたら支えになりたいなと改めて思いました。

そして何より友達の多くが、しばらくしていなかった乳がん検診の予約をしたと報告をくれたり、人間ドッグなどの検診も嫌だけど行ってみるって決意してくれたり(笑)、周りの人が自分の健康に気づかうようになってくれたことが嬉しくなりました。

がんになった意味をたまに考えてしまうのですが、意味なんてないと思いつつも…、
人の思いやりに気づく、健康の大切さやありがたみを感じるなど、ありきたりな言葉ですが、本当にそう思いました。

今までテレビなどで闘病中の芸能人の方などを見ても、正直どこか他人事でした…。
検診の大切さを言われていても、自分は大丈夫と根拠のない自信があったように思います。

いつ何が起こるかわからないと感じたのも、大きな経験です…!
がんになったからには、その体験を活かしたいと思います。
気分が落ちることもたまにはありますが…、悲観的になりすぎず、前向きに進んでいけたらいいなと思います。