乳がん発覚、紹介状を持って大病院での初診と費用、今後２人目はどうするか
精密検査（針生検）を受けたクリニックから、手術ができる大病院への病院へうつりました。
大病院での初診の予約はなかなか取りづらいと聞いていたのですが、お盆を挟んで、わりとすぐに電話で予約が取れてよかったです。
私は今まで大きな病気にかかったことがなく、入院自体も出産が初めてだったので、大きな病院に行くというだけで緊張していました。
夫に休みを取ってもらい、夏休み中の娘と一緒に来てくれました。
１０時半に予約だったので、その前に総合受付に行き診察申込書を書いて、紹介状と画像のCD－R、プレパラートを提出して、階をうつり乳腺外科で受付。
機械で血圧を測り、既往歴や部位などを問診票に記入し、中の待合室に入って待ちました。
前のクリニックは乳腺外科は男の人は入れなかったので、大病院もそうだと思い、夫と娘には外で待っていてもらいました。
ですが、後から聞くと男の人も子どもも入ってよいということでした。
大病院は待つイメージで覚悟していましたが、診察室にはすぐ呼ばれました。
男の先生は声が小さくて腰が低い感じで、「まずが超音波をしてみましょう。それからゆっくりお話しますね」とにこやかに言ってくれたので、印象はよかったです。
女の検査技師さんが丁寧に超音波検査をしてくれました。
４回目の超音波だったので、私も慣れてきました。
終わってまた診察で呼ばれて入ると、前のクリニックで言われた通り、
・２泊３日で部分切除
・ルミナルAタイプは進行が遅い
・できた場所がラッキーだった（脇に近いから手術で取っても目立ちにくい）
と、にこやかな感じで言われました。
画像を見ながら話した後に、パソコンに「乳がん確定」と打っていました…。
大きな病院の先生は、がんの進行の早いタイプや、転移が多くてステージも進行している方をたくさん見ていると思うので、私のような部分切除で済んで、今すぐに生きるか死ぬかの心配がないケースは、軽く見ているような印象を受けました。
それが悪い印象というわけではなく、まあ当たり前なんだろうなと思いました。
患者としてはいきなりがんだと言われて、泣いて悩んで、大げさに言うと人生が変わるような体験をしていても、世の中にはもっと深刻なケースの人がたくさんいるのです。
いわゆる軽いケースについては、流れ作業的にどんどん手術をしていくしかないのだろうなと感じました。
すぐに今後のCT検査の予約と、その検査結果を聞きに来る日にちの予約を入れました。
手術日は意外にも１０月以降なら比較的空いているとのことだったので、１０月始めの方にある娘の運動会の日の後に予約を入れました。
手術後元気な人もいるらしいですが、術後の体調が悪くて初めての運動会に見に行けなくなるのは嫌だったので、後にしました。
最後に、私から「手術の後は、放射線治療をして、ホルモンの薬を５～１０年飲むんですよね？」と質問すると、「そうなると思います」と言われました。
「２人目を考えているのであれば、また治療法は変わっていきますがどうですか？」
と聞かれました。
２人目については、娘の時のつわりがひどくてあまり考えていなかったので、「その予定はありません」と言って話は終わりました。
これで、２人目３人目が欲しくて考えていた人なら、やはりもっと悩んで苦しんでいたのだと思います。
私は娘がなかなか授からず、つらい思いもしたので、２人目以降ができないという方の悩み、つらさも相当なものだと感じます…。
これまで私は、２人目どうしようかなぁ、でも娘を育てながらあのつわりは乗り越える自信ないなぁ とたまに考えていたのですが、がんがわかった時に「一人っ子決定！」とすっきりしました。
私は、子どもは１人でも良いと思うし、経済的にも余裕を持ちたい、もう１人妊娠して元気に育てる自信がない…
夫は、たぶんもう１人いたらいいなと思っているけど、つわりが相当大変なところを見ているし、平日は育児も手伝えないし、自分からは決してもう１人とは言えない（優しいので、言わない）
周りの人は、保育経験ありで子育てなんて余裕なんだろうし、何より子ども好きなんだから、もう１人くらい産むでしょ？と… （余裕なんて全くないのです…）
それぞれの考えがあり、もやもやしていたのですが、がんになってすっきりしました…。
話が逸れてしまいましたが、大きな病院での初診はこんな流れでした。
診察の後に、看護師さんから次回のCT検査の説明があり、すべてが終わったのが１２時半ごろでした。
初診料、超音波検査込みで、４６００円でした。
この日は珍しく涼しい日だったので、夫と娘は外の広場などで遊んだり、パン屋さんやコンビニデザートをベンチで食べたりと、とても楽しく過ごせたようで、私も待たせてしまった負い目もなく(笑)、楽しく帰宅しました。
