乳がん宣告 翌日 不安と怖さ
乳がんを宣告された日は、衝撃的でショックで、夜に家族が寝てから泣きました。
次の日、夫は休みをいただいていたので、ゆっくりな朝でした。
起きてから、がんだと言うのは本当なのかと考え、気分が重くなり、いつものように家事をすることができませんでした。
夫もどんよりしていたと思いますが、代わりに朝ご飯を作ってくれて、娘に食べさせてくれました。
娘は夫が休みなのが嬉しくて、朝から元気いっぱいでした。
乳がんについて全くわからなかったので、まずは情報が知りたいと思い、大きい本屋に行きたいと話すと、夫が連れていってくれました。
近くに娘が喜ぶショッピングセンターがあるので、そこで娘を見ていてもらい、私は一人で本屋にいました。
乳がんの本もいろいろとあって、一通り見てみて、わかりやすいと思った本を選びました。
ここの大きい本屋は、売り場に椅子がたくさん置いてあるので、買わない本も読み漁り、情報を頭に入れたり、残しておきたい情報が見つかったら、携帯のメモ帳に簡潔に打ち込んだりしていました。
戻ってきた夫も、家族ががんになった時の本を選び、2冊買って帰りました。
意外と冷静に過ごせているなと自分で思っていたのですが、夜また夫と娘が寝た後に不安がやってきて眠れなくなりました。
やはりとにかく情報が欲しかったので、買った本を読んだり、ふと思い出した北斗晶さんのブログを見たりしていました。
北斗晶さんは私よりも病状は深刻だと思うのですが、治療のしんどさや不安、副作用のことなど書いてある記事をたくさん読んでしまったせいか、より不安になり、昨日に続き今日の夜も泣きました…。
体験した方のブログを読むことは本当に勉強になるし、今はいろいろと乗り越えて元気に過ごされているのを見て安心するのですが、自分の精神状態が不安定すぎる時に体験ブログを読むと、よけいに不安になるのだと思いました…。
泣き終わって少しすっきりした気分になって、寝室に戻ると夫が起きて、「大丈夫?」と声をかけられたら、また涙が出てきて、いっぱい泣きました。
夫の前でこんなに泣くことってないことなので、夫も驚いたと思います…。
私は強がりで、人になかなか甘えられなくて、一人で解決したがり、一人で悩むのですが、今回は一人ではだめでした。
今までは悩む時などは一人がよかったのですが、今回は一人になるのが怖いと初めて思いました。
なんだか精神的にどんどん崩れていってしまうような気がして、とても怖かったのを覚えています。
夫も何を話すわけでもなくただ側にいてくれて、泣き終わってもあれこれ言わず、ただ一緒に寝てくれたので、それが本当にありがたかったです。
夜中3時頃でしたが、なんとか眠りにつけました。